こんにちは！キャディーDJです
今日はAmazon PrimeVideo配信中「ある少年の告白」を見たのでご紹介したいと思います。
原作は実話を元にした小説、ガラルド・コンリーの「Boy Erased: A Memoir」を実写化した映画です。
ゲイだと気付いた少年が同性愛を矯正させる施設に入れらることになり、その施設の荒んだ実態を暴露したストーリーです。
同性愛を暴力的に矯正させるという、とんでもないストーリーでした。
しかし、少年の勇気ある行動が間違ってなかった事を証明された作品だと思うので、多く人に見て頂きたいと思います。
ではここから詳しく説明していきますので、最後までお付き合い宜しくお願い致します。
「ある少年の告白」あらすじ
アメリカの田舎町。牧師の父と母のひとり息子として愛情を受けながら、輝くような青春を送ってきたジャレッド。
しかし、”自分は男性のことが好きだ”と気づいたとき、両親に勧められたのは、同性愛を”治す”という危険な矯正セラピーへの参加だった。
〈口外禁止〉だという驚くべきプログラム内容。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ジャレッドは遂にある行動を起こす…。
原作は、NYタイムズ紙によるベストセラーに選ばれ、全米で大きな反響を呼んだ衝撃の〈実話〉。
親と子はなぜ、互いの幸せを願うほどにすれ違ってしまうのか――。
本当の自分を見つめた先に、誰にも奪うことはできない真実の愛が浮かび上がる。一筋の希望が胸を震わせる、圧倒的な人間ドラマが誕生した
引用元 「ある少年の告白「」公式サイト」
キャスト
ジャレッド・エモンズ 役 ルーカス・ヘッジズ
1996年生まれニューヨーク出身
代表作「スリー・ビルボード」「レディ・バード」
ナンシー・エモンズ -役 ニコール・キッドマン
1967年生まれ ハワイ出身オーストラリア育ち
代表作「めぐりあう時間達」「ムーラン・ルージュ」
マーシャル・エモンズ 役 ラッセル・クロウ
1964年生まれ ニュージーランド ウェリント出身
代表作「グラディエーター」「レ・ミゼラブル」
ヴィクター・サイクス役 ジョエル・エドガートン
1974年 オーストラリア出身
代表作「華麗なるギャツビー」「レッド・スパロウ」
今作では、監督、脚本、制作も務めました。
実際に存在した同性愛を治療する矯正施設
このような施設がある事に驚きですが、その治療法がとても衝撃的でした。
まずその施設では、同性愛を「罪」と発言する事に唖然となりました・・・
更に「イエスが元に戻してくださる」とまでいいます。
そしてプログラムの一部で、同性との経験談を皆の前で懺悔させる「心の精算」というのがあり、「心の精算」で少しでも嘘をついたりすると職員から罵声が浴びせられます。セラピーとは程遠い物でこれもかなり衝撃的でした。
牧師でこの施設の責任者サイクスですが、しょっちゅう怒鳴り散らし暴力的な人格なのですが、彼も実は同性愛者で現在はパートナーと暮らしていると言う衝撃的な真実がエンドロールでサラッと明かされます。
様々な心境を抱えた参加者達
参加者達も色んな心境を抱え、プログラムに参加します。
ジャレッド
主役のジャレッドは、大学生で寮生活を送っている時に友達からレイプを受けてしまいます。
しかし、実家に帰って来ている時にその男が何者かになりすまし、ジャレッドが同性愛者だと電話がかけて来て事態はややこしい展開に。
自分の話すことを聞いてくれない、怒り狂う父親を見て口論になり、自分はゲイだと告白する事になります。
しかし、牧師の父親はジャレッドの認める事にはいかず知り合いの教会が経営している、矯正施設に入れる事を両親は決意します。
最初は両親の期待に応えようとプログラムに励むジャレッドですが、施設のプログラムに疑問を感じ最終的にはサイクスと口論になり逃げる事を決断。そして、母親に助けを求めます。
ジョン
私個人的にジョンという参加者が印象的でした。
軍隊出身の彼はゲイである事を凄く嫌がっており、強い意志で更正しようとします。
参加したばかりのギャレッドに、「必ず同性愛は治る」とアドバイスをします。後にギャレッドは必死なジョンに疑問を感じるようになります。
ゲイリー
そんなジョンとは対象的なゲイリーは最初から冷めた印象でした。
淡々とプログラムをこなす彼は、ギャレットに「更正した振りをしないとここからは出れない」とアドバイスをします。
キャメロン
そして、一番悲惨な事になったキャメロン。
彼はフットボール選手で大柄な青年なのですが、サイクスに反抗的な態度を取った為暴力的に罰せられる事に
罰せれた次の日からキャメロンは更正し職員の言うことを聞くようになりますが後日、自殺をする事になります。
キャメロンの死
施設を脱走し家へ戻ったギャレッドですが、父親からの風当たりは冷たい物でした。
そんな中ある日警察がやってきて、キャメロンが自殺した事を告げられます。
そこから、物語は一転し4年後になります。
そこには、ニューヨークでパートナーと自分らしく生きるギャレッドが居ました。
そして施設での出来事を書いた記事が新聞に掲載され、書籍化されるなどギャレッドの世界は大きく変わろうとしていました。
キャメロンの死から一歩踏み出したジャレッド。
その、勇気に感動ですね・・・
実際にも、2014年施設に通っていた17歳の少年が自殺したことにより、オバマ大統領が矯正施設を取り止めるよう発表しました。
しかし現在でも多くの州では禁止されず、まだ多く人が矯正施設に参加しているそうです。
父親との確執
ラストでは、長年対立してた父親との和解が描かれています。
この映画の最大の見せ場となっております。
最後まで、ギャレッドを受け入れる事が出来なかった父親。
「息子を失いたくなかった」とギャレッドにいいますが、ギャレッドは「僕を失いたくないなら、お父さんが変わる必要がある」といい返します。
最後までお父さんが自分の理想の「息子像」を押し付けてる感じがモヤモヤしてしまいましたが、ギャレッドはスッキリした顔で物語は終わりを迎えます。
エンドロールでは、モデルなった原作者のその後の映像流れ、家族仲良く写った写真が写し出されていたので、最終的には和解出来たようですね。
大人気アーティスト「Troye Sivan 」 の演技力は？
洋楽好き注目のTroye Sivanについて少し触れたいと思います。
まず、注目の演技ですが、美しいお顔立ちとは裏腹に、バリトンヴォイスのトロイの演技は最高でした！！
出演時間は少ないですが、圧倒的な存在感でオーラが半端なかったです。
そして、自身も同性愛者を公表しているのでこの映画に対する強い思い入れもあったと思います。
トロイが演じたゲイリーですが、冷静にプロブラムをこなしているけど、施設に対してどこか馬鹿にしているようなクールな役どころでした。
そんな、絶妙な心情を上手く演じたトロイの演技は必見です！！
そして、映画にかけた思いを語ったインタビューも公開されております。
愛に溢れる素晴らしいインタビューなので是非見ていただきたいと思います。
そして、主題歌「Revelation」も担当してゴールデングローブ主題歌賞にもノミネートされております。
シガーロスのヨンシーとデュエットしたこの曲。
映画の余韻に浸れる、ゆったりした美しい曲です。
- provided courtesy of iTunes
まとめ
いかがだったでしょうか？
かなり、重たい内容ですがラストは希望のある終わり方なので見た後は勇気が貰える映画でした！
トロイも語っていましたが、世間はまだまだ同性愛が認められてない地域があり、悩んでいる人は沢山います。
悩んでいる人は勿論、その悩んでいる子の親や、周りの人にも沢山の事が学べる映画だと感じます。
普段はあまり真面目な映画見ないので、記事を書くの苦戦しましたが素敵な映画だったのでシェアさせて頂きました。
そして「ある少年の告白」はAmazon Prime Videoでも配信中です。
まだ登録お済ではない方は30日無料の体験もありますよ！
これからも、海外エンターテイメントの事書いて行きますので、またのお付き合いお願い致します！
最後までお付き合いありがとうございました！
